上田氏との打ち合わせ:10/モデルの決定 2013年10月11日

上田氏との打ち合わせ:10

 

モデルの決定
広範囲にわたる調査の結果、上田氏は本プロジェクト最終5弦チェロの形成基礎となる、美しい4弦チェロにたどり着いた。1743年にパルマにてジョバンニ・バッティスタ・グァダニーニ(Giovanni Battista Guadagnini)(注31)によって製作された、『ネグリンガー』と呼ばれるチェロである。通常、グァダニーニのチェロは小さめと言われており、そのことにおいても本プロジェクトの目的に合致するものであった。

画像25:G.B.グァダニーニ製作のチェロ『ネグリンガー』

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プロジェクト最終5弦チェロの寸法:

プロジェクト最終5弦チェロ(アマティ/グァダニーニ/上田) プロトタイプI プロトタイプII  アマティ
体全長: 715mm 750mm 710mm 705mm
弦長32: 665mm 690mm 670mm 640mm
ボディ上部幅: 330mm 340mm 325mm
354mm
ボディ中部幅: 240mm 250mm 225mm 235mm
ボディ下部幅: 425mm 440mm 415mm 425mm

  (それぞれの楽器の外郭の寸法。内部のプロポーション(上部と下部の厚み、またバウツの高さ)については、基本的にはアマティのデザインを少々大きめにして採用することとした。)

画像25A:最終楽器の裏板の寸法(上田氏によるスケッチ)

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画像25B:最終楽器の表板の寸法(上田氏によるスケッチ)

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画像25C:上田氏の製作ノート

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注31 グァダニーニ・ファミリーは、18世紀から今日に至るまで、最上級のイタリアの弦楽器メーカーのひとつである。
注32 駒からナットまでの寸法。

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