上田氏との打ち合わせ:2/楽器調整 2013年4月23日

前回の実験結果を踏まえ、プロトタイプⅠには新たに下記のような調整がなされた。

 

・魂柱の位置をわずかに移動した。

・駒の厚みが少し薄く削られた。

・隣り合うE線とA線の移弦を行いやすくするためと、E線のみを弾く際の角度をつけるため、駒はE線側をわずかに低く削られた。

・指板に関しては、改造に手間がかかるため今のところ変更されていない。

・ヴォルフ・キラー(7g)が取り付けられた。

 

音質向上をはかるため、異なるメーカー(ヤーガーJargar、ヘリコアHelicore)のE線をオーダーした。

大きくなったテールピースに、5本分のアジャスターを装備して重さを増していることが、音量・音質の損失の要因かもしれない。小さなアジャスターを作ることはコストがかかり、また小さくしたからとはいえ、アジャスター5本分の装備には変わりなく、音量の損失への影響は免れないと思われる。そこで、テールピースにはアジャスターを装備せず、代わりに調弦の際にわずかな力で微調整ができるように開発された“ファインチューン・ペグ”というペグをペグ・ボックスに装備してみることで意見は一致した。

(画像12: アジャスターを5弦分装備したテールピース。G線[向かって左から2番目の弦]にヴォルフ・キラーを取り付けてある)

画像12

 

 

  • 高弦間の移弦については、前述以上の問題は特に見受けられない。
  • E線とA線の音質はより互いに似通ってきたようであるが、E線は、若干鼻にかかったような性質の音を引き続き特徴としている。
  • ヴォルフ音は減少したものの、完全に消失はせず残る。

 

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